イーサリアムについて理解する

Ethereum logo image ライフ&マネー

尊敬する人たちが全員、仮想通貨には入るべきだーっていうから、入ってみました結果、確かに仮想通貨は未来の技術も駆使して金融を変えそうな雰囲気なので勉強しています。

ビットコインは、デジタル界の「金」みたいなものです。価値を保存することができ供給量に上限が設定されているため、ビットコインは市場において安定した資産といえます。

イーサリアムは、ビットコインで実用化されたブロックチェーン技術をさらに発展させて、決済だけではなくプログラムのやりとりを可能としました。これにより契約に基づいて支払いを行うということができ、これをスマートコントラクトと呼ばれます。この機能は今後の世界を一変させる可能性があるなぁ、というように興味が湧きましたので、イーサリアムについて理解したことをこの記事に更新します。

仮想通貨の基本

仮想通貨の基本を理解するための動画

  • Distributed Ledger 分散された元帳:通貨とは元帳である。
  • ブロックチェーン:ハッシュ暗号化によってブロックが連結されていく過程
  • ProofーofーWork:計算量の証明。ブロックの改ざんや乗っ取りを防ぐしくみのこと

これらのことが理解できる動画。

Satoshi Nakamotoさんが寄稿した論文

Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System

https://bitcoin.org/bitcoin.pdf

2008年に発表されたビットコインや、計算量の証明(PoW)についての核心を著した論文。

イーサリアム

ビットコインは不変の価値をデジタル界にもたらし、全く信用のない相手に対しても、海外にも少ない手数料で送金や決済ができるしくみをもたらしました。

これに対して2013年、Vitalik Buterinがホワイトペーパーを公開し、プログラミング機能を備えた新しいブロックチェーンを提案。分散型アプリケーションの基盤を志向した新しい基盤としてイーサリアムが始まりました。

BitcoinとETH比較

イーサリアムとは全体のネットワークシステムの名前であるのに対し、ETH(イーサ)とはその中で使える通貨(token)です。お金としてのイーサを理解するにはビットコインと比較するのがいいかと思いました。

BitcoinETH1ETH2
概要と使い道世界で最初の仮想通貨と言っていいでしょう。銀行や大企業といった中心機構がなくても電子上で支払いや送金が可能。イーサリアムネットワークの中のトークン、内部通貨。
ビットコインとETHどちらも支払いができますが、ETHだけがプログラミングを組み込むことができる。
イーサリアムのDAppsにおいて使われる。
イーサリアムをより拡張し、安全にし、持続的にするためのアップグレード
供給量の上限2100万設定なし設定なし
ブロックを生成する速度10分15秒15秒
コンセンサスアルゴリズム計算量の証明
ProofーofーWork
計算量の証明
ProofーofーWork
保有量の証明
ProofーofーStake
No Limit Validator
創始者Satoshi NakamotoVitalik Buterin
comparison table with Bitcoin and ETH

スキャンサイトを通じてイーサリアムの世界を見る

多くを語る代わりに、Ethscanというサイトが、Mainnetと呼ばれる、今のイーサリアムネットワークの状態を見せてくれます。ここで直近で動いたブロックチェーン、トランザクション、スマートコントラクトが確認できる。イーサリアムの最も特徴的で強いところはスマートコントラクトを備えている点です。

Ethereum (ETH) Blockchain Explorer
Etherscan allows you to explore and search the Ethereum blockchain for transactions, addresses, tokens, prices and other activities taking place on Ethereum (ET...

上部メニュー>Blockchain>Verified Contracts から、直近で実際に動いたスマートコントラクトを参照できます。これがイーサリアムの世界ですね。

イーサリアムは今、セレニティと呼ばれる2.0への最終アップデート中。ETH2のためにstakingを集めて調整しているネットがこのBeacon Chain。Beacon Chain内ではスマートコントラクトは稼働しません。

Mainnet | Beacon Chain Explorer (Phase 0) for Ethereum 2.0
Mainnet Beaconscan, the Beacon Chain Explorer on Phase 0 of Ethereum 2.0 (Eth2.0). Information on Epochs, Slots, and Validators are displayed in an easy to read...

現行ETH1のMainnetは、Shardingという実装を経て、最終的にはBeacon Chainと結合する。その予定が2022年。

ETH2への移行、セレニティの進捗状況

Ethereumは計算量の証明(PoW)による性能の限界を迎えていて、ガス代の高騰とDifficulty Bombという2つの問題を抱えています。これらを解決してゆくためEthereum2.0への進化・開発が進められています。Ethereum、ETHが今後も成功していくかどうかは、今のETH2、セレニティというプロジェクト(2020-2024?)が成功するかどうかにかかっています。特に、

  • 保有量の証明(PoS)への切り替えが無事に成功するか
  • ETH2でのスマートコントラクトが早期に実装できるか

この2つが成否の鍵を担っていることは間違いありません。

日本語で神がかった記事を見つけました。2020年11月時点のレポートですが、無料でセレニティについて、ここまでまとまった内容は英文記事でもおいそれと見ません。図が多いのが助かる!

Ethereum2.0 コンプリートガイド(2020年11月版)仕組み・ロードマップ・ステーキングの要件・マーケットへの影響
前提本レポートでは、Ethereumの大型アップデートであるEthereum2.0について解説をします。EthereumではDeFi(分散型金融)をはじめとして様々なアプリケ

ETH2はコンセンサスアルゴリズムを計算量の証明(Proofーof-Work)から保有量の証明(Proof-of-Stake)に変えてゆくことが決まっているから、比較しながら保有量の証明(Proof-of-Stake)を理解することは大事です。

ETH2の現在のコア、Beacon Chainには続々とStaking用のETHが集まってStakeされています。

https://launchpad.ethereum.org

今後の見通しを示す良記事がこちらと言えそうです。

ETH 2.0 Beacon Chain Launch Results, Phase 1, and Beyond
The Beacon Chain has finally launched! Learn about Phase 1, the next phase of ETH 2.0 development.

GitHubの中のEthereumプロジェクトが活発に行われているかどうか、進行を監視するのは有効だと思います。

ethereum
ethereum has 300 repositories available. Follow their code on GitHub.

リンク集

Home | ethereum.org
Ethereum is a global, decentralized platform for money and new kinds of applications. On Ethereum, you can write code that controls money, and build application...
Week in Ethereum News
What’s New in Eth2 - HackMD
A slightly technical update on the latest developments in Ethereum 2.0

ETHを増やすには

技術的なことにも興味があるけど、結局欲に走ってしまうのが人間の定め。お金で買ってガチホールド中のETHをどうやったら増やすことができるのか、考えてみよう〜

1.取引所レンディングで増やす

仮想通貨は、取引所がレンディングを扱っていればそこで増やすことができます。

安心の国内取引所、コインチェックさん

暗号資産(仮想通貨)レンディングの始め方と知っておくべき3つの注意点 | Coincheck
「暗号資産(仮想通貨)レンディングの年率は高いの?」「レンディングができる取引所はどこ?」このような疑問を抱いている方はぜひチェックしてみてください。取引所の比較情報や税金についても解説しています。

海外最大手のレンディング、Compound

Compound III
A full featured dashboard to interface with the Compound III protocol directly. Earn interest, borrow against your assets, and participate in community governan...

2.王道、ETH2へStakeする

Validatorに俺はなる!ってやつですね。これができたらEthereumネットワークそのものに貢献できることにもなるし、どんなに素晴らしいか。ただし 2つの条件があります。

  • 32ETHをBeacon Chainに預入れできること(そしてしばらくは返ってこない)
  • 24時間365日動き続けられるPCとネットワークがあること
https://launchpad.ethereum.org

実際にやってみた的な記事が英文でありました。読み物として面白い。

My Journey to Becoming a Validator on Ethereum 2.0 | Consensys
This is the first in a series of articles describing how an individual, with ~32 ETH and technical knowledge, can participate in the launch of the Ethereum beac...

3.海外のStakingプロジェクトに部分参加する

私もなんですけど32ETHなんて手持ちが無いわ!っていう人は小口のETHを集める系のプロジェクトもある。取り沙汰されていたのが、Rocketpool。

Rocket Pool - Decentralised Ethereum Liquid Staking Protocol
Your friendly decentralised Ethereum liquid staking protocol

Ankr

https://eth2.ankr.com

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