新型コロナウイルスに踊らされる日々が続きます。子供達を守っていくためには、信頼できる一次情報を把握し、正しく行動すべきです。情報の一部を切り貼りした報道VTR、責任持たない人がコメントするだけのワイドショー、マスコミ報道だけ毎日見ていては大人も子供もメンタルやられてしまいます。
この記事では、新型コロナについての論考で、名前を記憶するに値する方々の情報をまとめました。さらに情報発信に優れたWebサイトもまとめました。一生懸命頑張っている人々に触れると、自分も前向きになれます。
19世紀と違って俺達にはインターネットがある。コロナには負けません。頑張ろう!
優れた人
西浦博
北海道大学大学社会医学分野教授、疫学理論、厚労省クラスター対策班、8割おじさん

感染症を数理モデルで解析できるのは日本でこの人だけだと言われる。まさにこの人が身を投げ打って対策に当たってくれているからこそ日本は持ちこたえている。
4月16日で日本全国に緊急事態宣言が出ました。人との接触を8割減らすことで流行を収束させることができる。ウイルスの基本再生産数は2.5。人との接触を8割減らせば新規感染者100人に抑えるまで15日。それが65%減なら90日。2ヶ月以上かかってしまう。
さらにはこの方が、”対策無しだと41.8万人死ぬ”、”人との接触を8割減らさないといけない”、と言い切ったのは本当にすごいこと。嫌われる役回りをあえて自分が行っており、もはや学者の仕事をも超えています。この方の努力にひとりひとりが応えていかなければなりません。
白木公康
千里金蘭大学副学長、富山大学名誉教授、ファビピラビル(商品名:アビガン)開発者
こちらの記事では新型コロナウイルスの特徴、感染について基本と呼べる知識がまとまっています。今回の感染症について関わる人であれば誰でも、じっくり時間をかけて理解すべきです。緊急寄稿2と3では続いて治療薬アビガンの効果について論じられています。
本来この記事は有料会員向けの医学的なものですが、今は公益を優先して開示しているとのこと。サイト運営も本当にありがたいです。
アビガンの薬事承認は5月中に行けるか?安倍総理のリーダーシップに期待です。われらが上越後の糸魚川、デンカ青梅工場さまも準備万端のようです。
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議
ニュースでも出る専門家会議。TVニュースではほんの一部分しか報道していません。せっかく時間があるなら専門家会議がアウトプットしている提言文書を隅から隅までじっくり読むべきです。
非常に早い時期から3密を避けるなど啓蒙していた。何であまり評価されないのか分からないけど、日本国は非常にうまく対処していて、それはこの方たちの陣頭指揮のおかげ。日本よりうまくやってる国は台湾だけです。
653 32文ロケット砲(滋賀県) [GB][] 2020/05/15(金) 13:38:44.03 ID:fuZKySFa0 政府専門家会議チートすぎるのもある 脇田隆字 C型肝炎の細胞培養を世界で初めて作製しワクチンに道筋 尾身茂 ポリオ撲滅に陣頭指揮、中国の横やりが無ければWHO事務局長になってた 押谷仁 SARSの弱点を換気と見抜き、ベトナムの流行を終息させる
- 座長
- 脇田隆字 国立感染症研究所所長
- 副座長
- 尾身茂 独立行政法人地域医療機能推進機構理事長
- 構成員
- 岡部信彦 川崎市健康安全研究所所長
- 押谷仁 東北大学大学院医学系研究科教授
- 釜萢敏 日本医師会常任理事
- 河岡義裕 東京大学医科学研究所感染症国際研究センターセンター長
- 川名明彦 防衛医科大学医学教育部教授
- 鈴木基 国立感染症研究所感染症疫学センターセンター長
- 舘田一博 東邦大学医学部教授
- 中山ひとみ 霞ヶ関総合法律事務所弁護士
- 武藤香織 東京大学医科学研究所教授
- 吉田正樹 東京慈恵会医科大学医学部教授
池田信夫
経済学者、経済評論家、アゴラ研究所代表取締役社長

今回の感染症について果敢に斬り込み、論説を展開している。経済を回すべきという論調が強い。
BCG接種が有効であるとかS型弱毒性コロナウイルスによりある程度日本人は免疫を持っている、などの考えを展開。どの記事とも多様なデータを引用し、わかりやすく図解し、分析力と発信力がある。感染症を恐れすぎず経済も回していくべき、という論理では最も説得力がある方とお見受けします。
山中伸弥
京都大学iPS細胞研究所所長
感染症は専門分野ではないが、と前置きしつつ批判を恐れずに論説サイトを立ち上げ、有用な情報を自力でまとめ、発信している。
危機の時は皆で知恵を出し合いましょう、という姿勢はまさにその通りであると思います。ノーベル賞受賞するほどの実績がある方でありながら、国難といえるこの状況に自ら身を乗り出して、情報を集めたり出したり、その姿勢には感謝しかありません。
岩田健太郎
神戸大学大学院医学研究科教授
同調圧力に屈せずに批判を展開する、というのが信条の人。批判的思考法(クリティカルシンキング)をしたいのだろう。ダイアモンドプリンセス号対策においてもかなりの批判をしていたがそのときの動画については削除。
ただこの方が感染症の専門家であることは間違いなく、この方が展開する批判を受けて立ち、全部対応するくらいの気合いが必要なのだと思う。
https://georgebest1969.typepad.jp/blog/2020/03/事実に誠意を.html
優れたWebサイト
東洋経済オンライン 新型コロナウイルス 国内感染の状況

とにかくデータの推移がグラフで分かりやすい。毎日更新されデータの見せ方も日々改善されていることが伝わってきます。こういう仕事をする方、制作の荻原さん、ものすごく褒められるべきだと思う。
COVID-19 新型コロナウイルス対策ダッシュボード

新型コロナとはとにかく医療崩壊させない戦いなわけですよ。対策病床使用率、現在患者数などで全国の入院状況が本当に一目でわかるサイト。各都道府県のサイトにも飛べる。CSVやJSONなどオープンデータを活用してがんばっておられる。全自治体ではないだろうけど粘り強く全データまとめており、頭が下がります。
FINANCIAL TIMES Coronavirus tracked: the latest figures as countries fight to contain the pandemic

FT Visual & Data Journalism teamがfree to readで公開し更新している、大変優良な記事。
いろいろなグラフ・図解が出てきてデータビジュアライゼーションの勉強になる。普段だったら有料記事なんだろうなぁという品質。さすがに欧米視点だが、世界状況を把握することが十分にできる。
東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト
行政機関らしくないほど高品質なWebサイト。オープンデータはフル活用しているし、開発もGitHubでMITライセンスでオープンにやっているし、素晴らしすぎて何なんだという状況。
今日の東京の状況はどんなだろと思ったら、NHK 7時のニュースを待つ必要なし。いつでもここを見ればよい。
門田隆将
右寄りといわれたらそうかもしれませんが、この方は時事ニュースの本質を深く捉えているように思います。新型コロナの中で初めて知りました。
毎回、140文字だけでよくここまで表現できますね。すごいです。
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