RISU算数タブレットを始めて今のところ順調に子供は喜んで取り組んでいます。
このまま算数嫌いを克服してくれるといいんだけどどうなるかな~?
今日はZ会やポピーといったほかの通信教材と比べてRISU算数がどのような教材なのか、わが家の実体験も入れて解説してみます。
やったことがあるもので語りたいので
- Z会小学生コース(スタンダード、タブレットでない)
- ポピー
- RISU
の3つを解説していきますね。小学3,4年生の時期を中心に語ります。
比較表
結論から先にどんどんいきます。3者の比較表1です。
教材名 | 良かったところ | 悪かったところ |
---|---|---|
Z会小学生コース (スタンダード) | ・子供に寄り添って学習できる ・問題の質が良くてハイレベル ・4教科不要なら教科は選べる | ・良問だが難しい ・親の時間がとられる ・子を励ましていかないと教材がたまる ・学習カレンダーで計画は立てられるけどそんなに計画通りには行かない ・添削された用紙を見直さない ・親の顔を見て正解を推測するようになってしまった |
ポピー | ・コスパが最も良い ・教科書に沿っている安心感 ・”きざみいれ学習”でテンポが生まれる ・解説や図説がきれい ・親へのレターが良かった | ・自習だけでは”苦手”が克服できない ・苦手な教科があと回しになる |
RISU | ・”無学年ステージ制”により自分のペースで進められる ・”せんせいどうが”による丁寧な解説を繰り返し再生できる ・回答傾向がデータ化され、両親同時にメール通知される ・子供のスキマ時間で進められる | ・料金体系が分かりにくく初回基本料などコストはかかる ・タブレットなりに答えやすく、紙での回答はあらためて見る必要あり ・”答えを見る”ボタンをわざと押すと答えが分かってしまう(メール警告あり) ・タブレット再起動するくらいの不具合はちょっとある |
比較表2です。
教材名 | 教科 | 利用料(税込) | わが家でやってた時期 |
---|---|---|---|
Z会小学生コース (スタンダード) | 本科:国算理社+プログラミング 専科:英語、思考表現力 | スタンダードコース 5,280円/月 6ヶ月払い5%オフ 12カ月払い15%オフ | 1年生12月から 3年生11月まで |
ポピー | 国算理社+英語 | 3,300円/月 毎月払い | 3年生12月から 4年生4月まで |
RISU | 算数のみ | 基本料 2,750円/月が最初に年額一括請求 + ステージ前倒しに応じた利用料 3,300円/月-利用者平均 (1.7~2ステージ未満/月 学校の1.3~1.5倍速) | 4年生5月から |
向いている人、いない人
中学受験など高みを目指す必要があり、共働きではないなど親の時間に余裕がある方にはZ会がおすすめです。

コスパ最良でいき、中学受験の予定もない方にはポピーがおすすめです。

とにかく算数の苦手をどうにかしてやりたいし、ゲーム感覚でのめり込んでいく子にはRISUがおすすめです。

わが家が今RISUを選んだ理由
わが家では今RISUに取り組んでいます。
うちの子が3年生の学年末だったころ、算数がもうどん詰まりで!大変だったんです。
3年生学年末の算数で行き詰っていたところ
1. 大きい数の位が取れない
こういう問題出されたとします。
次の漢字を数字に直しなさい 三百七十万二千七百二十六
3702726じゃないですか
できないんです。漢字側に一万の位が何も書いてないでしょ?そこでつまづくんです。
372726って書いて見直してくれればマシなほう。
あれ、3万になっちゃってるからまずい?3727260?みたいになる。
漢字側に書いていない一万の位に、プレースホルダーである0を埋めなきゃなんだけど!
位の概念がまだふわふわしてるから、できないんです。
2. 増える計算より減る計算が苦手
うちの子の特徴なのかもしれませんが、なぜか足し算と掛け算はまあまあできるのに、引き算と割り算のような減っていく計算が苦手でした。
なんでだろう。
ポジティブだから?
俳句とかにはたぶん向いてないな・・・うちの子。
3. 目盛りを読む問題が解けない
ものさしとか、重さのはかりが出てきて、矢印がさしているところの値は何か?
って問題出るんですけど、難しい。
子供には難しいのです。
一目盛りあたりいくつ増分するかを把握して、区切りの所が例えば2000と見えていたら
2000 + 目盛りの数 × 増分
これを頭の中で組み立てなきゃいけない。できないんです。
区切りの2000から減らしていく位置(左方向)で指定されたらもう途端にお手上げ!でした。
4. 文章題がワカラン、式が立てられない
文章を式にする。できない。文章的概念を数に置き換えきれない。
こうえんで子どもが13人あそんでいます。女の子は7人です。男の子は何人でしょう。
「6人でしょ」という。うん正解。
「じゃあ式は?どうやって解いたの?」と聞くと「分かんない」となってしまう。
答えを得ているんだが式をまだ表現できない。
式を立てることを立式といいますが、立式できるかどうかが大事なんすよ。
そんなときにZ会のハイレベルな、立式が2つ必要な文章題がくるともうお手上げ!状態でした
5. 単位変換が苦手
1mは100cm、1cmは10mm、1kmは1000m。 1Lは10dL、1dLは100mL、1Lは1000mL。 1kgは1000g。
うん、むずかしいよね。おうちのお風呂にで牛乳パック持ってきてこれが1Lだ、1kgだ、とか説明したんだけど・・・
めんどくさいよね。むずかしいよね~
バラバラだもんね、単位をそろえていない大人がいけないんだよね。
6. 時刻の計算がツライ
時間ね、これもね1時間=60分、1分=60秒でここだけ60進法なのよ。
だからむずかしいよね。
60進法の繰り下がりを要する問題が出たとします。
6時間10分 ー 3時間30分
これをうちの子は筆算で一生懸命解こうとして・・・
6時間のうちの1時間を、分のほうへ繰り下げてくるときに、100分ってなってしまう。
100と10から30を引いて80分。2時間80分になっちゃう。
あ~そこは60なんです~60と10って書いてすぐ足して70にして~、と教えると「何で?」ってなっちゃう。
古代バビロニアの影響で時間と角度は60進法なんだよ~ これも大人がいけないんだよねぇ。
親のストレスが頂点に!
子供がつまづいていると、算数を教えようとする親も苦痛になってきます。
「何でさっきも説明したのに分かんないんだ!?」ってかなりイライラします。
子が分かっていない箇所を深く細かく親が分解したうえで対応しないと、説明が足りておらず、いくら怒っても子供は永遠に分かりません。
でも、仕事終わりの家庭で、懇切丁寧に算数を教える時間も、心の余裕もないです!無理っす。
わが家でも何度イライラ声が飛び交ったか分かりません!
RISU以外に打つ手なし
このままでは子供が算数嫌いになってしまいます。親の精神も限界。
算数だけは苦手にしてはいけない、と思っていますのでわが家ではお金を払ってでもRISUに取り組むことにしました。
幸いうちの子のゲーム好きな性格も影響し、初めて2週間、RISUに順調に取り組んでいます。
実力テストでなぜか3年生までのステージは全クリアあつかいになり、難しい「億や兆、小数点」のステージも突破してぐんぐん進めています!
RISU算数をやりながら「あれ~こうだっけな~、こうすればいいのかな~」というようにぶつぶつ言いながら取り組んでいます。
一生懸命頭を使いながら考えているのが分かるので暖かく見守っています。

学習塾でも算数の先取りをしているのに、RISUのおかげで手が挙がるようになってきました。
算数の内容を考えるのが楽しくなってきたようです。
無学年ステージ制とせんせいどうがで苦手に立ち向かえ!
先ほどのべた苦手分野も、RISUなら、無学年ステージ制なのでいつでも小学1~3年生のステージに戻って確認できます。
取り組んでいる子の学習レベルに合わせて現在ステージがセットされます。
ステージをクリアしなければ次に進めません。
今のステージと次のステージには関連があり、基礎力の土台がないまま次に進んでしまうことを防いでいます。


無学年制というのもいいです。6年間全体の算数を全体で見通せるので、親にとってもどこでつまづいているのかわかりやすい。
いま進めているステージで行き詰った点は事務局が高学歴の大学生チューターによる解説動画、”せんせいどうが”をタブレットに配信してくれるので、うちの子も喜んでみています。
親だったらイライラしちゃて、こんなにゆっくり解説できないよ。教え方も親よりずっと上手です。
動画配信やステージクリアは親のスマホに対してもメール通知が届きます。
会員ページの設定で、両親同時に届く設定ももちろんできます。
以前よりもずっと算数の声がけがしやすくなった。
がんばれ、うちの子!
親も変わるべきとこがあった、楽しさ優先!
親の私も変わらなきゃと思ったことがあります。
今までは算数で苦手としていることを見つけ出して、そこを必死で対策しようとしてきました。
それは・・・子供にとっては苦痛だったかもしれないです。
今うちの子はRISUでできるところをどんどん進めていて、楽しそうです!
楽しく算数を学んでいるのだったら、じゃましちゃだめだなと思いました。
できてないところを指摘するより、できたところをほめてあげる
このほうがずっと算数を好きになると気づきました。
うちの子のやりたいペースを優先させてあげて、RISU算数学習を見守っていきたいと思います。

クーポンコード「rss07a」を入力することで一週間お試しができます。
お試し期間中にステージクリアするとそのごの’利用料’の面で有利です。
私もそのように申し込みましたのでお試しください。
ポピーの良いところ
全家研の提供するポピー。
わが家では学習塾に通い出し、新教材に集中するために中断してしまいましたが、そんな事情がなければ続けていたと思います。
このポピーはとても良い教材です。

- コスパが最も良い
- 教科書に沿っている安心感
- ”きざみいれ学習”でテンポが生まれる
- 解説や図説がきれい
- 親へのレターが良かった
まずコストパフォーマンスがとても良い。ふろくや余計な教材がないからです。
計算ドリルや漢字ドリルを手がけている新学社が編集しているため各教科書に対応しており、解説や図説もとてもきれいで分かりやすいです。
教材の中身が教科書の何ページ範囲のことなのか、はっきり書かれていて、常に教科書とリンクしながら学習できます。
教材の中身が教科書の何ページ範囲のことなのか、はっきり書かれていて、常に教科書とリンクしながら学習できます。
毎月届く保護者向けのレターも、いちばん読ませるのはポピーでした。
有名な親野智可等(おやのちから)さんのコラムなどが載っていて、読みながら勉強になったことを覚えています。
ポピーのきざみいれ学習とは?
新しい月のポピー教材が届くと、ポピー教材の回と、教科書の対応ページ範囲が書かれています。
親はランドセルから子供の教科書を取り出し、教科書ページの隅っこに、
ポピー○月号○回
というようなメモを入れます。
すると子供は学校の授業を受けながら、教科書を見て「ここは○回のポピーだ!」と分かり、家に帰ってからポピーで復習するのです。
これが”きざみいれ学習”です。とても良いしくみです。
子供の学習にリズムが生まれます。
親も教科書に目を通すことで会話がはずみます。
リーズナブル価格でテンポもよい。学習塾に行く話がなければうちの子も続けていました。
ポピーは良い教材です。

Z会の良いところ
うちの子が小学1,2年生だったとき、妻が育児休業中だったので今よりずっと子供に対し時間に余裕をもって接することができていました。
1,2年生なら国語と算数だけだったし、1,2年には「たいけん」というワークがあって、将来理科と社会につながるような体験学習を、親と一緒に取り組むという内容でした。
「たいけん」の結果は子供が作文または絵でまとめて、添削問題と一緒に送っていました。
今は思い出になってしまいましたが、親子2人でいっしょにZ会に取り組んだ日々は本当に楽しかったです。

- 子供に寄り添って学習できる
- 問題の質が良くてハイレベル
- 4教科不要なら教科は選べる
Z会らしい特徴といえば、親も一緒に参加を求められている、ということ。
親と子が一緒に接する時間を大切にし、その中で楽しく学習していくことができます。
問題は思考力を養うような良問ぞろいで、子供が分からなければ親も一緒に考えます。
親が指導するポイントのような冊子も毎月ついてきて、
・ここはこのように声掛けしてあげてください ・この問題ができたら、大いにほめてあげてください
というような指導のポイント解説がついています。
うちの子も毎月出す添削問題はがんばっていました。
ポイントを貯めて文房具などの景品をもらうのも楽しみでした。
強いていうと、丸つけされてもどってきた添削問題を、うちの子は見返すことがありませんでした。親が言う以外の動機づけがなかった。
小学校低学年の子が自分の書いた答えを見返す、というのはそれほどむずかしいことです。
親と子が丁寧に寄り添うことができるご家庭で、良問でハイレベルをねらうお子様にはZ会はぴったりです。
3,4年生で4教科こなすことが親にも子にも負担であれば、教科数を絞り込むのも一つの手段です。
これによりお金も安くなります。

退会してしまったわが家ですがZ会で取り組んできた添削問題は「がんばったねファイル」というクリアファイルへはさみ、大事に本棚にしまってあります。
中学生・高校生でもういちど復帰できれば、またやってみたいですね、Z会。
小学生が自分の答えを見返すことはむずかしい…
Z会では、戻ってきた添削問題をうちの子が見返すことがありませんでした。
ポピーでも、学校の宿題でも、自分の答えがバツとされてそれを見直して直すのは気分が悪いようです。
まだ幼い小学校にとって自分の書いた答えを見返す、というのはそれほどむずかしいことです。
苦手分野でバツの数が多いとなおさら。心が折れてもう机に戻ってきません。
そんな中、RISU算数では工夫が見られました。
RISUの工夫!こたえあわせミスを探そう!
タブレット学習の強みでも弱みでもあるのは、答え合わせボタンを押すとすぐ丸つけされて結果が出ること。
すぐ丸つけに慣れてしまうと味気ないのですが、RISUの場合は
いちど「100点!」というような表示が出たあとに、意地悪キャラみたいのが出てきて、
「ほんとうは100点じゃなく1問だけ間違っているけど、自分でわかるかな?」という
「こたえあわせミス!」というイベントがごくまれに発生します。

子供にとっては100点が取れなくて悔しいし、あと1問なら見返そうと思って、一生懸命自分の答えから間違いを探します。
間違い探しに正解するとさらに50ポイント上げるよ、という動機づけもしています。
・・・
自分の答えをあれほど見なかったうちの子も、これはさすがにゲーム感覚で自分の答えを見て、直していました。
このしくみはえらい、さすがRISUです。
このRISUのおかげか、最近は学校の計算問題でも、授業中時間が余ったときは「たしかめ算」をしている、と言っています。
これがRISUパワーか!? わが子ながら成長したものです!
教育論はこの人に学ぼう!
さてここで通信教材の保護者向けレターなどで「この人の言うことはもっともだ!」と思えた方々を紹介します。
子供に学習させる以上、親も学びたいと思いませんか?
声の掛け方ひとつで子供のやる気はグンと変わります。
名著から学びましょう。
明橋 大二さん
子育てカウンセラー、心療内科医
「自己肯定感」ということばをこの本ではじめて分かったと思います。
「十分に甘えさせた子が自立する」
「10歳まではしっかり甘えさせる」
「できていないところよりも、できているところに注目する」
子供にも親にも愛情に満ちていて、負担だと思っていた子育てにより大きな視点を与えてくれる本です。
親野 智可等さん
教育評論家。本名 杉山 桂一さん
ポピーの保護者向けレターに、この方のコラムが紹介されるんですが、毎回毎回とても良いことが書いてあります。
ほめることが大事、ダメと言わない。
親の力、大事ですよね~
坪田 信貴さん
カリスマ塾講師、経営者、TOEICフルスコア
このビリギャルの本は有名なストーリーですが・・・
本の中ではふんだんに教育論が述べられ、子供へのほめ方、家族の信頼関係、愛情あるコミュニケーションのとり方、など解説されています。
とても学ぶことの多い良い本です。
今木 智隆さん
RISU Japan株式会社 代表取締役
どうして子供を算数苦手としてはならないか、低学年算数で子供がつまづく理由、あるべき親の声の掛け方、など学ぶことが多い本です。