時間とお金は何が似ているか

ライフ&マネー

暇なときに何をしているか

ロバートキヨサキの本の中に金持ち父さん(Rich Dad)が言った言葉が紹介されていました。

暇なときに何をしているかで、その人がその後金持ちになるかどうかが決まる

ロバート・キヨサキ

この言葉は胸に突き刺さり、お金と時間について考えるきっかけになりました。

時間というのは価値をお金に換算できます。時給1,000円とか、残業代時間単価2,000円とかです。逆の方向にお金を払って時間を買うこともあります。タクシーに乗る、出前を頼む、家事代行サービスを使う、などですね。

ただせっかくお金で買った時間も、スマホのネット参照でだらだら過ごしていたら何も産み出すことがありません。時間もお金も浪費したいのではなく豊かさを産みたいのです。お金との向き合い方と、時間との向き合い方には共通の法則があるのではないでしょうか。

人が時間とお金に向き合う姿勢は似ている

結論を先に。人が時間に向き合う姿勢と、お金に向き合う姿勢は、ほぼ共通の法則があり、日々の小さな努力を積み重ねることほど大事なことはありません。

お金で豊かになる第一歩

ロバート・キヨサキや二宮尊徳の教えを学んでいますが、まずお金で豊かになるためには、自分の収入と支出を把握し、収入以上に支出をしない、ということが第一歩となります。サラリーマンなら毎月の給料は見えていると思うので、支出を明確化する努力が必要です。収入−支出で可処分できる額を月に1万円でも2万円でも捻り出すこと。ロバート・キヨサキはその金額を自分の知識に投資すべきだと論じています。

私も3年ほど前から家計の支出を全て洗い出し「貯まるはずの額」を明確にしました。共働きで夫婦の共通目標を描くべくExcel表で現状を明確にしました。同時に無駄な通信費などコストカットに努めました。

その後投資に関する本を買い、勉強を始めています。実際の株式投資の損益は自慢できるものではありませんが、少なくともリスク管理手法は学ぶことができました。

時間についても努力できるか

お金について努力できれば、次に時間についても同じように努力できるかです。子育て生活していれば時間はどんどん取られます。24時間中自分の自由な時間など30分もないものです。私がこうしてブログ記事が書けるのも下の子の夜泣き期間が終わったからです。

油断するとここで悪循環が始まってしまいます。「自分には時間がないのだ」という一つの思い込みです。時間がない、ないと焦ると余裕がなく無駄な支出が増えます。自分用のご褒美を買ってしまい、無駄遣いをします。また心に余裕がないことで家族に優しくすることができません。

お金に対して努力するのと同じかそれ以上に時間をつくることに必死にやってみました。とにかく朝から家事をこなす。張り詰めると体がもたないのでゆっくりだけど間断なく家事をし続けてみました。すると、やる前よりは時間ができるものです。

夫婦間のコミュニケーションを増やすことも時間の節約につながります。無駄な作業や準備をしなくてすみ役割分担できます。

時間増、支出減の好循環をつくる

時間に余裕があるといいものです。2020年4月現在は新型コロナウイルス対応で少し時間に余裕があります。

先日、5年使っていたビジネスバッグの手提げの留め具金属部品が壊れました。もう寿命かと思い休日朝のベッドの中では買い換えを考え、メルカリ検索していましたが、ふと思い立ち、時間ならあるし、家の中の部品で修理できないか努力しようと思いました。

工具箱を引っ張り出し、長年使ったバッグに手をかけていくと、やはり手はあるもので、代わりに手提げになる部分を見つけられました。そしてバッグの中を隅から隅まで整理していくと、なんと壊れた金属部品が出てきてくれたのです! これで買い換えで覚悟していた支出2万円がゼロになりました。

時間に余裕が出てくると子供と料理する時間も作ることができます。外食が減る上に子供達も自分が関わった料理はいつもより一生懸命食べてくれます。一汁一菜で述べたように子供の前にご飯を並べてあげることが愛情のひとつとなります。

時間に余裕があるかないかは心理面が大きいです。あるといえばある、ないといえばない。一定の時間を作り出せれば、知識を得るための学習もできます。新しく習得した技能でお金を増やすための生き方を始めることもできるでしょう。

時間ができたあとに無駄遣い支出するのはまずいです。自分の知識に投資するのであれば良いと思います。

つまるところ最初の文に戻るわけです。

暇なときに何をしているかで、その人がその後金持ちになるかどうかが決まる

ロバート・キヨサキ

二宮尊徳は「小を積んで大と為す」と説き、小さな努力をおろそかにしてはならないものとしました。同じことを言っているように思えます。

共通法則はほかにも

お金に向き合う上での金言があれば、それを時間についても考えることができます。お金と時間はともに有限であり、自分の管理下にあり、浪費もできるし、投資もできる、共通の性質が多いのです。

お金そのものが悪なのではなく、お金が足りなくなることが悪なのだ

本田健

時間についても同じことが言えますね。時間がなくならないように先手先手で自己管理したいものです。

あとは「投資」という言葉もそうです。お金には投資によって自分自身を増やしていく力があります。もちろん投資する人次第ではありますが。時間についても同じことが言えます。というのも、集中して取り組める時間で、PCスマホの新しい操作などまた効率化を進める時間を産み出すことができます。良い時間がまた良い時間を産む、これはできるはずです。

やっちゃいけないのは「浪費」ですね。リラックスさせて自分を休める時間は有効かもしれませんが、スマホネットサーフで目を疲れさせているだけなら考えものです。

まとめ

時間に向き合う姿勢と、お金に向き合う姿勢は、似ている点が多くその人次第です。人生を良くしていくのであればお金にも時間にも真剣に向き合い、努力によって余裕を持たせていくことです。

お金をどう使うか、時間をどう使うか、は共通して私たちの「自由」なのです。

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