Money Proの紹介記事を最初に書いてからまた数カ月が経過し、使い始めて6ヶ月となりました。本当に自分の資金運用がどうなったのか、自分への振り返りもかねて記事にしてみます。
結論
いつも通り結論を先に。
- 自分自身のCEO(最高経営責任者)になれている
- 無理のない節約の中で金融資産と不労所得を増やせた
- ロバートキヨサキの言っていることが本当によく分かった
実際に変化した額
前の記事通りMoney Proはただの家計簿ではなく、資産を増やすために使っています。資産とはロバートキヨサキの言う通りの資産で、ポケットからお金を奪うものではなく、ポケットにお金を入れてくれる本当の資産です(用語集)。
10月から年明け3月まで秋から冬の6ヶ月でこのようになりました。
10月時点 | 年明け3月時点 | 傾向 | |
---|---|---|---|
手持ちの現預金 (家計の貯金は別で、自分が自由に動かせるお金) | 37.5万円 | 20万円 | 減少 |
金融資産の評価額 (株式・投資信託・仮想通貨) | 39万円 | 122.6万円 | 3倍に増加 |
期間中に実施した住宅ローン繰上返済額合計 (負債元金を減らせたという意味でこれも大事) | – | 41.8万円 | まぁがんばったよ |
1カ月あたりの不労所得 見込み額 (配当金・自社株買いの奨励補助など) | 4,195円 | 16,818円 | 4倍に増加 |
現預金が減っているのがMoney Proのおかげなんですね。自分の支出が見える化され把握できているから、見通しがついて余裕資金を資産構築に回すことができる、というのが本当にありがたいです。
会社が冬の賞与をちゃんと出してくれたというのも大きいですが、それに加えて月々の可処分所得についても、それこそ1円まで無駄なく資金配分できたように思います。
日々のモチベーションに貢献してくれた機能・使い方
Money Proのこんな機能が日々の生活を支えてくれました。
レポート機能の”純資産”
レポート機能に純資産があります。その画面の右上のフィルタ機能のアイコンを押します。デフォルトは全口座ですが、私は自由に動かせる現預金と手持ちの金融資産に絞り込みました。どれくらいの増減となっているのかぼーっと眺めて、なるべく右肩上がりになっていけるように考えます。

高配当サラリーマンのいけやんさんのブログで勉強させていただいたのですが、金融資産は毎月最低でも1%ずつ増えているかどうかを自己点検するとよいとのことです。
同じくレポート機能の”予定された取引”
同じくレポート機能に予定された取引というのがあります。将来のトランザクションを参照するのですがこれもやはり右上のフィルタ機能から絞り込みます。そして収入の項目だけ、さらに給与などは除外して不労所得のカテゴリ、だけに絞り込みます。(不労所得というカテゴリは初期値では存在しないので使い始めの時に自分で作ってください。以前記事)

それで今日から1年後という期間設定にしておくと、今から1年後で不労所得だけだといくらの収入が見込めるのか、合計額が画面の下に出ます。
これを見ながらニヤニヤと自己満足したり、あるいは会社に依存しないで生活していくには、これじゃ全然だめだ~と落ち込んだり、まぁいろいろ考えます。
この不労所得をどう増やしていくかという点に脳みそを集中させることができます。
iCloud同期
標準の1ライセンスでiPhoneとiPad間で同期してくれるというのは本当にありがたいですね。iPadって子育て世代の味方だと思います。子育て世代は椅子に座ってノートPC開くぞよっこらしょ、てのがもうできないわけです。寝かしつけた後でないと。
iPadなら家事の合間に開くことができて、短時間で情報を処理することができます。iPhoneで支出や収入を記録しiPadで全体を俯瞰する、Money Proはそういうことができます。もちろんiPhoneだけでも残高や推移レポートは見られますので全体把握はできます。iPadの高速起動と画面の大きさはありがたいのです。

カツカツで過ごしたか
Money Proを入れて本当の最初のひと月は、支出が見える化されたので激しく節約モードで生活していました。それが1,2カ月経つとまた落ち着き「これくらい使ってもトータルでは不足しないんだ」という限度が分かるようになり、結果として子供のほしいものを買ってあげたり、北陸地方の大雪に対応したりと無理のない節約の中で生活できています。6ヶ月中こんなものも買いましたから、決してカツカツではなかったはずです。
- 鬼滅の刃全巻オトナ買い(外伝込み) ¥12,683円
- アメリカ輸入最新式雪かきスコップ ¥11,550円
おせち料理は手づくり重視にして、そこは節約しました。2万円のネット通販おせちがすでに売り切れていたというのもありましたが・・・
カツカツ節約は疲れますよ。反動で大きな買い物をしてしまいそう。ただ無駄遣いはしていないよ、と言い切ることはできます。いい加減が良い加減です。
ロバートキヨサキのマネー哲学実践
Money Proを入れて生活すると手持ち現金やお金の流れが可視化されました。そんな日々のなかでロバートキヨサキや、彼の著書の中の金持ち父さんが言っていることが身に染みて分かりました。
“大事なのはフローだ”
ロバートキヨサキの言葉ですね。
支出を発生させるときは、たんにお金が出ていくだけの買い物なのか、または自分の役に立ったりお金が増えていく買い物なのかをいちど考えます。
Money Proでお金の流れが体感で分かるようになりますから、自分の行動がプラスのキャッシュフローになるように考えて動きます。月々の課金額が増えていくようなマイナスのフロー発生は極力避けます。フローの中で生活し、自己投資ができれば行います。
“税金について理解することが大事だ”
会社勤めの人は本当に税金いっぱいとられています。手取り額ではなく総支給をMoney Proに入れてみましょう。面倒だけど控除額の明細も入れてやる。すると、所得税、住民税、雇用保険などなどなどどれだけ会社勤めの人が税金もってかれてるか分かります。
所得からは税が引かれ、家にいるだけでも課税され、車走らすにも課税され、最後は消費税です。なけなしの金で株式投資しても仮想通貨で利益を得ても、それも税金で持っていかれる。どうにかしてこのラットレースから抜けないといかんのです。
ロバートキヨサキは会社を経営することが、税を工夫する第一歩だという言い方をします。まだそこには至りませんが、資金管理は自分が自分のCEO(最高経営責任者)になっているつもりで行います。
「できない」と言わないこと
これは金持ち父さんの哲学ですね。「お金がないから買えない」、「そんなものを買うお金はない」、「どうぜ金持ちにはなれない」、このような思考を絶対しない。普段から「できない」と言わない、ということです。
ほしいものがあったら、どうやったらそれが手に入れられるか、どうすればその資金を調達できるか、を考えます。すると脳が前向きになりますよね。我慢するのではなく前向きに生きた方が楽しいです。
“あなたの脳が最大の資産である”
ロバートキヨサキがよく言っていることです。学習し、学ぶことでファイナンシャルリテラシーを強化する。お金がなくても豊かになる方法を学ぶ。
口座の残高や支払の期限はMoney Proを見ればいいのでいい意味で忘れることができ、自分は違う勉強に集中することができました。
Time is Money
Time is Moneyのほんとうの意味が分かりました。月々分配型のような投信に預けておくとお金は一定の比率で増えてくれます。もちろん下落リスクも考慮したうえでですが。時間の経過とともに自分自身が豊かになるように、時間を味方につけることが大事です。
加えて余裕のある時間があれば上記のように学習できます。お金がないことはお金持ちになれない理由ではないのです。だから、Time is Money。”暇なときにどう過ごしているかで、その人が豊かになるかどうかが決まる”のです。関連記事。
まとめますと
結論の再掲ですがまとめます。
- 自分自身のCEO(最高経営責任者)になれている
- 無理のない節約の中で金融資産と不労所得を増やせた
- ロバートキヨサキの言っていることが本当によく分かった
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